太陽から降りそそがれる力は、息吹を与えるとともに破壊をも生み出す。
それは生命の再生を示す。



無限に繰り返される再生を、静かにそして力強く見守る太陽。
その太陽は全てを無にする力を持つ。
そして大地に残った太陽の記憶が、世界の浄化の鍵へとつながる。


始まりは無の闇。その闇に注がれる様々な光。
そこから生まれてくる光の欠片は、やがて様々な色を持ち彩を放ち、
新たな世界を生み出す礎になる。その欠片は太陽の力を受け継ぐ。


欠片は大地に様々な力を与える。
その欠片は水を与える。
時に大地を優しく包み込み、時に大地に凍えた死をも与える。
その欠片は火を与える。
時に大地が怒り、時に大地に生命をもたらし、再び再生へと導く。


大地は記憶している。
かつてあった太陽の光、世界を浄化する大地の記憶。


人々は力の源、太陽へと祈りを送る。
人々の思いは生命の記憶へと呼びかけその思いは大地をつなぐ。
その記憶はすべての生命につながる一つの樹。